「都の風」
全国都市緑化フェアーみどりいしかわ2001
知事優良賞・ランドスケープコンサルタンツ協会会長賞
「みやび盆栽」を展開する井上修造園の沿革と、代表者紹介です。
明治38年、初代・井上弥三郎が、二条城近くの京都市上京区松屋町で、「植弥」の名称で創業。
平成7年に、二代・井上 修(いのうえ おさむ)が京都市伝統産業技術功労者賞を受賞。翌年(平成8年)、京都市勧業館"みやこめっせ"で行われた、受賞者の記念作品展示に、屋内用盆栽を出品。これが、近年名づけた「みやび盆栽」の原形となる。
また、平成の初めごろから、衰退樹木の回復作業に着手、現在も技術開発、資材開発の両面から研究を続けている。
平成13年、現代表者・井上晃が、古建築復元模型制作の株式会社さんけいとJVを組み、庭園コンテストに出展。石川県金沢市での「花と緑のコンテスト」(いしかわ花博)で、デザイン部門において最優秀賞を受賞する。(上記写真)
創業百十余年の伝統と実績を活かし、"造園家の提案する経済活性化"をテーマに、庭園の設計施工・維持管理はもちろん、衰退樹木の保護作業、ビジネス交流による生活全般にわたるデザイン設計、造園家独自の視点で創造する「みやび盆栽」の普及のための展示会開催・教室開催等を推し進めている。
目下、京都新聞文化センター土曜講座、宗像神社(京都御苑内)、中国茶カフェ「ISO茶房」(金閣寺近く)、その他出張先会場数か所において、和風寄せ植え「みやび盆栽」教室を定期的に開催中。
代表者 井上 晃(いのうえ あきら) 略歴
昭和34年7月1日生。
昭和57年、南九州大学 園芸学部 造園学科卒業。農学士。
一級造園施工管理技士。一級造園技能士。一級土木施工管理技士。
京都府農薬管理指導士。造園科職業訓練指導員。造園工事基幹技能者。
平成9年1月25日、二代・井上修の死去により、事業を継承。
平成21年5月22日、「すぐれた緑の技能士」として、日本造園組合連合会より顕彰状を受ける。
手がけた作品例
先代作成の伝統的作品(京都市内 S邸庭園)
京都市指定有形文化財 野口家住宅「花洛庵」の庭
水野克比古撮影「京の坪庭」の表紙に掲載(海外版もあり)
居酒屋「矗々屋(ちくちくや)」大阪マルビル店 人工樹木の庭
理美容サロンの庭
ひさだアート・インダストリー本店(京都市中京区)
重さ8トン、樹齢500年以上の台杉を、伊豆より滋賀県大津に移植しました
以来15年経ちますが、健やかに成長しています
元・左近の桜 樹勢回復作業
右近の橘と共に京都御所・紫宸殿前にあった桜
京都御苑内・宗像神社が拝領されました
すっかり弱っていたのを十数年かけて回復させ、採れた種子から若木を育てています
京都市東山区 「あおくすの庭」のしだれ桜
根頭癌腫病(樹木の癌)に
かかり枯れかけていたのを治療しています
京の華瓦(きょうのはながわら)
当社のオリジナルデザイン
一番上から時計回りに、もみじ・たけ・ききょう・まつ
・かきつばた・いちょう 真ん中がさくら
他にも家紋など別のデザインも可能
瓦は京瓦の第一人者浅田氏の手になるものです
京の華瓦 使用例
深草叩きの中に象嵌を施しました
桜盆栽展示(小型 幅90p 奥行き35p)
京都信用金庫西賀茂支店にて
信楽焼 貫入の水盤
京の松竹梅ディスプレイの2作目
華道草月流の先生方との合同作品を
源氏物語のイメージで
植物は苔・寒紅梅・白梅・縞笹・南天・やぶこうじ・雪割草・ふきたんぽぽ・
五葉の松・さくらなでしこを使用
映画館の庭
TOHOシネマズ二条 コリドー石庭 (2005年6月竣工)
石庭部分の一部拡大「青海波の庭」
京都御苑内 宗像神社境内に作庭